続きです。→LGBTの歴史における偉人20人。(1)
有名LGBTウェブブログのBilerico Projectによる「LGBTの歴史における偉人20人」。ブログ読者及びFacebookファンによる投票により決定。歴史上の偉人や文豪が登場しますね。1位はやっぱりあの人でした。
10. Gertrude Stein (1874-1946)
アメリカの作家、著作家で美術収集家。レズビアン。多くの同性愛関連の作品を執筆。画家のピカソやマティスとも交友があった。

9. Oscar Wilde (1854-1900)
アイルランドの作家、詩人。社交界のスターであったが、32歳で当時17歳のロバート・ロス(ジャーナリストでオスカーの遺言継承者)と同性愛関係に、37歳の時に21歳のアルフレッド・ダグラス卿とゲイ友となるが、アルフレッドの父親に告訴され、男色の咎で投獄、その後46歳で死去。代表作「ドリアン・グレイの肖像」。

8. Abraham Lincoln (1809-1865)
第16代アメリカ合衆国大統領。奴隷解放を進めたため、自由の推進者としてランクインか。ただし、リンカーンはゲイだったという噂も根強いよう。Wikipediaでも彼のセクシャリティに特化した項目『Sexuality of Abraham Lincoln』があります。また、以下の情報も。

『1800年代という時代には男性の兵士や旅人、冒険家の間では、宿舎が不十分で暖房も無かったためベッドを共にすることは普通のことだったのだが、エイブラハム・リンカーンは余りにも熱心にそして誰よりも熱心にこれを実践していた。
彼は独身のとき、イリノイ州スプリングフィールドで、友人であるジョシュア・スピードと4年の間一緒に寝ていた。同様に米国大統領になっても、妻のメアリ・トッドが市外に出た際には、ガードマンの一人であるデイヴィッド・デリクソンといつも一緒に寝た。C.A.Trippによると、妻とは激しい仲たがいの状態を続けていたのである。』(『The Intimate World of Abraham Lincoln』,C.A.Tripp,2005)
7. Walt Whitman (1819-1892),
アメリカの詩人、ジャーナリスト。「自由詩の父」と表現される。ゲイまたはバイと言われているが実際に男色行為があったかは不明。1882年に上記のオスカー・ワイルドとも出会っているが、彼はホイットマンの性的志向を「(ゲイであることは)疑いはない」と語っている。

6. Leonardo da Vinci (1452-1519)
ルネサンス期の巨匠。フィレンツェ時代の1476年に17歳の男娼にモデルを打診したことで、男色として告発されるが、嫌疑不十分により放免。

5. Alan Turing (1912-1954)
イギリスの数学者、暗号解読者。「人工知能の父」と呼ばれ、コンピューター界のノーベル賞「チューリング賞」は彼に由来。1952年に19歳の少年と同性愛関係にあったことがバレ、逮捕される。その後、投獄の代わりに科学的去勢治療(女性ホルモンの投与)を受けさせられる。1954年、青酸化合物で自殺。

4. Michelangelo (1475-1564)
ルネサンス期の巨匠。肉体的な男色関係の逸話は残っていないが、彼の作品は男性美、筋肉美が主題になっているものが多く、ゲイであるといわれる。美少年マッチョ彫刻の『ダビデ像』や、壮大なマッチョ絵画、『最後の審判』に見て取れる。

3. Bayard Rustin (1912-1987)
1950~60年代のアメリカ公民権運動のリーダーの1人。非暴力主義の平和主義者で、キング牧師を支援したりした。自身ゲイで、1953年に同性愛の罪で逮捕されており、公民権成立後の1970年からはLGBT権利を提唱、LGBT権利団体を創設。

2. Alexander the Great (356-323 B.C.)
マケドニア王(今のギリシャ、ブルガリアら辺)で、史上最も領土を拡張した、最強の王の一人と言われる。結婚し、子供もいたが、幼馴染のヘーパイステオンをと同性愛関係。また、ペルシャの少年パドアスを小姓にし、寵愛する。さらには戦闘中、同性愛者をペアで最前列に配置し、「愛の力」を利用し敵を撃破なんて逸話も(お互い、守り合うし、片方が殺されたらパートナーはリベンジのため激怒)。

1.Harvey Milk (1930-1978),
アメリカの政治家、LGBT権利活動家。1977年、アメリカ初のカミングアウトゲイの市会議員となる。1999年Time誌が選ぶ「20世紀の100人の英雄」。
NYのウォール街で働いていたが、1972年にサンフランシスコ、カストロへ移住し、カメラ店を経営。市議会に立候補し、3度目に当選する。1978年に同僚のダン・ホワイトに暗殺される。ホワイトの刑が軽すぎることから、サンフランシスコで暴動が発生したりする。彼を描いた映画は数多く、1984年『ハーヴェイ・ミルク』はアカデミー賞ドキュメンタリー部門、2008年『ミルク』で脚本賞、主演男優賞を受賞している。

(The BILERICO PROJECT, http://www.bilerico.com/2011/08/the_top_20_most_important_lgbt_figures_in_history.php)
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