
先日お伝えしたウォール・ストリートの大銀行CEOたちがLGBT権利について話し合い。 の続きです。
5月2日にNYマンハッタンのBank of Americaで開催されたLGBTリーダーシップ・サミット『Out the Street』に、ゴールドマン・サックスのCEOであるBlankfein氏が参加しました。
彼曰く、最近の彼のLGBT支援活動により、少なくとも1つのクライアントを失ったと述べました。彼は「Not without Price」(代償なしではできない)と述べています。
Blankfein自身はストレートのようですが、NYの同性婚合法化をサポートしたり、LGBT人権団体Human Rights Campaignのスポークスマンを引き受けたり、積極的にLGBTを支援しています。
このイベントにはまたヘッジファンドマネージャーでビリオネアのPaul Singer氏も参加。彼もまたストレートですが、息子がゲイで同性婚を実現。LGBTのために何百万ドルも寄付しています。
Blankfeinは、「SingerのLGBTサポートは個人的な使命に基づくものである一方で、自分のそれはよりビジネス的な実用性、多様で才能のある労働力の確保等に起因する。」と認めています。
「ビジネスパーソンとして、会社のリーダーとして、リクルーターとして、そして人として私はLGBTサポートを困難な仕事だとは思わない。」
つい最近では、ゴールドマン・サックスの元社員が「会社内ではクライアントを操り人形と呼んでる。」等、会社の内幕を暴露し、コーポレート・イメージが傷ついていたところ。
LGBT支援を積極的に行っているスターバックスでは、反LGBT保守派のボイコットにもかかわらず、企業価値は上昇しています。
→ボイコットされたけど経営に全く影響なく、しかも「ありがとうカード」をたくさんもらっちゃったスタバ。
ゴールドマンも、コーポレート・イメージの回復のためにも、よりLGBT支援を積極的に行ってほしいですね。
(Blankfein氏。)

(Source:Reuters, May 2 2012
http://www.reuters.com/article/2012/05/02/us-goldmansachs-blankfein-criticism-idUSBRE8411M020120502)
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