
5月2日、ウォール街の大銀行であるバークレイ、ドイチェ、ゴールドマン・サックス、HSBC、クレディスイスのCEO及び上級社員がNYで一同に会し、LGBTの権利実現について話し合うようです。
1日がかりのイベントはLGBTの平等に対してどのような役割を果たせるか、例えば配偶者利益の提供、LGBT従業員団体へのサポート及び税の不公平に対する払い戻し、等の話題にフォーカスされるとのこと。
『OOTS』という団体、これはウォールストリートがLGBTにとって働きやすい場所になるように活動することを目的として設立されたものですが、この代表 Todd Searsによると、「現在、ウォールストリートで働くゲイの半分はクローゼットのままである」と述べています。また彼は、「ウォールストリートの大銀行は、アメリカ国民の70%が支持しているLGBTの職場における平等について擁護するだけの安全地帯に留まるのではなく、同性婚等、いまだ国民の半数程度しか支持していないような、より議論の激しい領域への大胆な態度を示してほしい。」と述べています。
さて、LGBTの権利向上を謳うアメリカの企業はたくさんあり、歓迎すべきことですが、ことウォール街の大銀行となるとさらに影響は大きいと思います。まず、資金力が豊富ですし、ゴールドマン・サックスなどは大きな政治的な力もあります。
今後ますます積極的にLGBTを擁護していってくれるといいですね。
(『Occupy Wall Street』(ウォール街を選挙しろ)運動をかわすためのPRでなければいいんですけどね。)
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