
LGBTマーケット向けコンサルティング会社OUTreach Public Relationsの代表であるJoey Amato氏による、LGBTの客をための5つのステップ。
この会社の調査によると、
・LGBTは最新テクノロジー製品を最初に買う層である。現在の調査では10人中7人がスマホを保有している。
・スマホ等、最新の電子デバイスが発売した1年後に買うストレートは46%であるのに対し、LGBTは64%に上る。
・昨年度、25%のLGBTが旅行に出かけており、アメリカだけで、$63,000百万の観光収入に貢献している。
と、新製品に敏感、支出も多く企業に利益をもたらす存在であることがうかがわれます。ここで挙げられている以外でも、
・ファッション関係への支出
・健康食品や化粧品等コスメへの支出
等には積極的にお金を使うのではないでしょうか。企業がLGBT向けにマーケティングを打つ意義は大きいと思います。
以下、企業がLGBT層に訴求するための5つのステップ。
1. Gay Frieliness
多くのLGBTは、企業のゲイフレンドリー度及びHuman Rights Campaign(HRC)ランキングに基づいて購買決定をする。HRCのランキングは大企業のみを対象としているため、中小企業は従業員や商圏に対してLGBT向けにプロモートすることが重要だ。
HRCランキングについてはこちらを参照→ゲイの人々はここで働いたらどうだろう。
2. Support LGBT Charities and organizations
LGBT関連の団体を支援することは、ゲイ顧客を勝ち取るのに有効だ。多くの都市でLGBT商業団体があるので、これに属することが手っ取り早く、コスト的にも有効な手段だ。
3. Speak to the market
多くの企業が、LGBTメディアへの広告が最も有効な方法であると考えているが、調査では、メインストリームへのゲイ広告が最も有効な手段であると分かった。これには、TVやラジオ、ウェブ広告等が含まれる。インターネットが現れてからは、ウェブサイトのバナー広告が最も有効であり、Facebook広告がそれに続く。しかし、ターゲット広告の有効性は製品やサービスに依存することが証明されている。面白いことに、アフリカンアメリカンはローカルのLGBT新聞広告を重視する一方、アジア人のゲイはよりLGBTブログを読む傾向がある。
4. Support LGBT Political Causes
これは少しトリッキーだ。なぜなら全てのゲイが同様の政治的意見を持っているわけではないからだ。アメリカではLog Cabin RepublicansやDolphine Democratsのような組織が現れてる(これらはLGBTの権利を提唱する政治団体)。もし、あなたの会社が政治的な支援をしたいなら、このような組織を支持するのがいい。
5. Feature LGBT spokespersons
尊敬できるスポークスマンを発見することは、公共の注目を集めるのによい方法だ。
(Source: http://www.echelonmagazine.com/index.php?title=5_Steps_to_Reach_the_LGBT_Consumer&id=2645 )
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