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アメリカ、ゲイ男性の間での無防備なセックスの割合が増加。

Centers for Disease Control and Prevention (アメリカ疾病予防管理センター)が発表した最新の調査によると、コンドームを利用しない無防備なセックスを行うゲイ男性の割合は2005年から2011年で20%増加(ゲイ男性の約50%→60%)している事が判明しました。

レポートでは、無防備なセックスが増加している原因は説明していませんが、Frieden博士は仮説を説明しています。

「多くの男性が “sero-sorting”(感染状態に応じて、相手を選ぶこと)を行っている。つまり、感染していない男性は、同様に感染していない男性とだけ出会おうとしている。」

「sero-sortingの問題は、簡単に誤ってしまうことだ」とFrieden博士は続けます。

「昨年3分の1の男性は検査さえしていない。しかもそのうちの10%はHIVネガティブと公表しているものの実際は陽性だと考えている人たちだという調査結果がある。あなたの人生を推測でリスクにさらすべきではない。」

また、Frieden博士は他の仮説として、『多くの若者が実際にAIDSで死んだ人が身近にいないため、HIV感染を恐れていない』ことを挙げています。彼ら抗レトロウィルス薬を服用する事で生き続ける事ができると考えているという事です。

AIDSの研究者であるAlex Carballo-Dieguezも部分的にこの仮説に同意しています。

「若者はあまり恐れなくなった。HIVは慢性疾患になった。トランス脂肪酸や喫煙などもそうだが、彼らはある行為が体に悪い事は理解している。しかし、ワクワクしているときはそんなのおかまいなしだ。」

ニューヨーク大学のPerry N.Halktisは、無防備なセックスの増加を2つの要因から説明します。1つ目は、感染リスクの低下。これはHIV陽性者でも毎日抗レトロウィルス薬を服用すれば、感染させるリスクが低下するという事。しかし、Halktisは、「確かに抗レトロウィルス薬は感染リスクを低減するが、必ずしも全ての男性が薬を服用している訳ではない。」と警鐘を鳴らします。

2つ目は経済不況。「人生自体にリスクが大きい人は、より危険な行為に及ぶという結果がある」と述べます。

死の病ではなくなったものの、依然不治の病である事には変わりません。セーファーセックスを心がけましょう。

興味のある方はこちら→HIV Testing and Risk Behaviors Among Gay, Bisexual, and Other Men Who Have Sex with Men — United States




(Source: Towleroad, Dec 1 2013,
http://www.towleroad.com/2013/11/rise-in-unprotected-sex-between-gay-american-men-spurs-hiv-fears.html )

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