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コメント:

映画の中にどれだけLGBTがいる?大手6スタジオを分析したレポート。

LGBTメディア啓蒙団体のGLAADが映画におけるLGBTについてまとめたレポート “Studio Responsibility Index”を発表。

studio responsibility index


これは映画大手6スタジオ(20世紀FOX、パラマウント、SONYコロンビア、ユニバーサル、ディズニースタジオ、ワーナーブラザーズ)から公開された映画の中におけるLGBTのQuality(質)、Quantity(量)及びDiversity of images(イメージの多様性)についてレポートしたもの。

主な発見事項は以下。

 6スタジオから公開された101本の中で14作品がゲイ、バイ又はレズビアンを含む。
 トランスジェンダーを含んだ映画はなかった。
 登場したLGBの55.6%がゲイ男性キャラクターであり、33%がレズビアン、11%がバイセクシャルだった。
 31人のLGBキャラクターのうち、26人が白人(84%)、4人が黒人(13%)、ラテンが1人(3.2%)だった。
 アジア人のLGBTキャラクターは登場していない。
 LGBキャラクターが主要な登場人物であると見なせるのは、101本の映画のうち4作品だけだった。
 LGBTが最も登場するジャンルは「コメディ」(公開された24本中9作品)。

各スタジオの数字は以下の通りとなっています。
20th Century Fox →公開:15本、LGBT:0本
PARAMOUNT→公開:14本、LGBT:3本
SONY COLUMBIA→公開:19本、LGBT:4本
UNIVERSAL PICTURES→公開:16本、LGBT:4本
THE WALT DISNEY STUDIO→公開:13本、LGBT:1本
WARNER BROTHERS→公開:24本、LGBT:2本

101 本中14作品でだいたい14%という数字は、LGBTの人口比率が5〜10%である事を考えるとまあこんなものかな、という感じでしょうか。コメディが最多というのがちょっと気になりますね。。

レポートにはLGBTの登場した映画の紹介もありますので、興味がある方はご覧になってみてください。→STUDIO RESPONSIBILITY INDEX

(Source: GLAAD, “2013 STUDIO RESPONSIBILITY INDEX,
http://www.glaad.org/files/GLAAD_2013_SRI.pdf)

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どのくらいの登場人物まで調査対象としたのかわからないですけど、101本中14本でなく、全体の中でLGBの登場人物が31人と考えると、結構少ないんじゃないかと思いました。

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11:02

Leosuke08

確かに言われてみたら、そうですね。。

ただ、LGBTの人たちも、基本的にはストレートの人たちと(見た目や、普段の生活などは)変わらないわけであって、あえてLGBTとして登場させるためには、その登場人物がLGBTであり、映画にLGBTが出てくるという事に対して、何らかの意味を持たせなきゃいけないって事を考えると、LGBT登場人物が少ないのも仕方がないのかもしれないですね。

とはいえ、たとえばアクション映画のムキムキヒーローが、ゲイである映画も見てみたいものです。。

09

14

21:56

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Leosuke08

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I am around 30 year-old living in Japan.

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