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就職面接でカムアウトすべき?アメリカMBA学生の場合。

アメリカのビジネススクールで唯一のカミングアウトゲイ校長であるSteve Salbu氏が学生にアドバイス。


Steve氏はGeorgia Institute of Technology’s Scheller College of Businessで校長をしており、LGBT学生のためにLGBTの開放、平等を主唱するのが義務であると考えています。

しかし、「学生も就活でカミングアウトすべきか」という質問に対しては「すべきではないかもしれない。」と回答。

「私は必ずしもすべきとは思わない。私は恵まれている。56歳であり、この学校に残ることに喜びを感じている。こういうと人々をがっかりさせ、扉を閉じていると理解している。」

彼はゲイのMBA生徒に対し、アドバイスします。

「戦略的に考えるべきだ。会社にLGBTグループがあるか、非差別方針があるかなどの質問についてはしかるべき時がくるまで尋ねないほうがいい。」

「LGBTであることはプロフェッショナルとしてアドバンテージとディスアドバンテージがある。私の意見としてはアドバンテージのほうが多いと考えている。才能は貴重な資源であり、もし雇用者が才能に魅了されたならば、性別や民族、性的指向の区別なく、迎えいれるべきだ。もしそれを拒否したら、会社の才能のプールが制限され、長期にわたり罰を受ける事になる。」

Steve 氏は自身のカミングアウトの影響についてもコメント。

「性的指向の問題について異なる見解を持つ人もいる。ただし、私がいつも心にとどめている事は、彼らもアカデミックな場での言論の自由を尊重するだろうし、私の仕事と私的な見解は区別するだろうということだ。」

「高等教育のポジションのためのインタビューではつねに、すぐにオープンリーゲイであることを明らかにしている。もし相手にとって問題があるなら、遠慮なく知らせてほしいと言っている。でもほとんどの人は気にしない。彼らが求めているのは仕事をこなす人物であるだけだからだ。」

さていかがでしょうか。
アメリカと日本では状況が違うかもしれませんが、「戦略的に考える」必要があるのは共通するでしょう。

人はたいてい知らない事、自分と違う者にたいして恐怖心を抱くものであり、ただLGBTである事をカミングアウトするだけでは就活で不利に働くことが考えられます。

そこで、マイノリティが加わる事で集団に新しい視点が生まれる事、新しいマーケットが開かれるかもしれない事などのアドバンテージについて戦略的に伝えていければいいと思います。

そして結局は人物本意。素敵で有能な人物である事を伝えきることが、一番大事なことではないでしょうか。




(Source: Mar 7 2013, POETS &QUANTS
http://poetsandquants.com/2013/03/07/dean-says-gay-mbas-should-not-come-out-to-employers/  )

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