RAINBOW INFO

アンチゲイ法は「伝統的ではない関係性」を促進するような活動を禁じる法律で、先月、プーチン大統領によって署名されました。

このアンチゲイ法に関して、国際五輪協会（IOC）が声明を発表しました。

「IOCはロシア政府の高官より、アンチゲイ法はオリンピックへの出場者や参加者には及ばない事の保証を受けた。」

　「この法律は可決されたばかりで、どのように施行すべきかについて未だに不明瞭だ、特にソチ五輪に関して。IOCがスポーツ組織としてできる事は、オリンピックが選手、主催者、観客及びメディアに対する差別なしで行われるよう確認していくことだ。

　スポーツは人権であり、人種、性別、性的指向などに関わらず万人が楽しむべきものだと明確に考えている。オリンピックは差別なしに観客、主催者、メディア、もちろん選手など全ての人に開かれるべきだ。

この原則に危険をもたらす動きについては強く反対していく。」

ロシア政府からの今回の保証により、大会中に、アンチゲイ法への抗議活動など、LGBTに関する活動が可能という事になりそうです（IOCは政治的メッセージを嫌がりますが。）　しかし、ロシア国内でLGBT活動を行った場合、ロシア人のみを探し出して逮捕するのか、など不明瞭な点がたくさんあります。

過去にモスクワ五輪でボイコットされているロシアとしては、今回アンチゲイ法を理由に再びボイコットをされることに神経質になっているのかもしれません。LGBT団体の中にはボイコットを呼びかけているところもあり、今後の行方に注目です。

マドンナがロシアでライブ。予告通りLGBT擁護発言をする。
ロシアで反LGBT法案‐アンチゲイは全体主義の始まり！？

(Source: July 27 2013, Pink News
http://www.pinknews.co.uk/2013/07/27/russia-tells-olympics-athletes-and-spectators-will-be-exempt-from-our-anti-gay-laws/　)

関連記事

• ソチ五輪、女性と結婚しているレズビアン選手が銀メダル。 (2014/02/16)
• イギリスの飛び込み王子トム・デイリー君、今年モスクワで開催される世界大会へのボイコットを計画。 (2014/02/12)
• 英プロサッカー、レインボーの靴ひもでゲイの選手支持を表明。 (2013/09/17)
• 2020年オリンピックは最もLGBTフレンドリーな候補地、マドリッド？ (2013/08/23)
• 2014年ソチ五輪、ロシアのアンチゲイ法は選手や観光客に及ぶ？ (2013/07/29)
• NIKE、「ゲイ選手のスポンサーとなる準備はできている。」 (2013/04/16)
• 20歳のアメリカ人男性、カミングアウトゲイ初のエベレスト制覇へ。 (2013/04/02)
• 運動部のゲイ学生は２倍いじめにあうという調査結果。 (2013/03/20)
• 体育の授業とゲイハラスメントについての調査結果。 (2013/02/24)

スポンサーサイト