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LGBT人口調査、問題はそう単純ではなかった。

先日→アメリカ、最新のLGBT人口比率。で最新のアメリカLGBT人口比率をお伝えしましたが、詳細に分析している記事があったので紹介します。


主に4つの話題。

 若者層(18〜29歳)の6.4%がLGBTと回答。これは65歳以上の層の3倍

この理由として、若い世代でLGBTがたくさん生まれているというよりはむしろ、彼らが自らの性認識を受け入れていると分析しています。

NYのGender and Family Projectディレクターによると、

「この3倍という数字は、LGBTに対する社会的寛容という世代的な変化を反映している。今日の若者は、少なくともあるコミュニティでは、徐々に自らのセクシャリティや性認識をオープンにする事に問題がなくなってきている。」

さらにもうひとつの可能性として、ミレニアム(80年以降に生まれた世代)の親が、LGBTにたいして前向きな姿勢を持っており、偏見がない事を上げています。

「今日のミレニアム世代の親達はただ子供達の性認識を認めているのではない。彼らはそれを気持ちよく抱き、受け入れている。彼らは積極的に支持し、コミュニケーションを通じてかかわり合おうとしている。」

 若い男性とくらべ、女性はよりバイセクシャルだと自認する傾向にある

調査結果によると男性がよりゲイであると認識する一方、女性はバイである認識しているということが判明。

これに対して、社会心理学社のJustin Lehmiller氏は以下のようにコメントしています。

「理由ははっきりわからないが、多くの心理学者が考えるところによると、男性が性を「硬直的」なものだと考える一方、女性はより「柔軟」で「流動的」だと考える。」

 1%の回答者は自らを無性愛者だと考えている

大学で性教育を担当しているEmily Nagoskiは、「様々な性のアイデンティティの居場所が作られてきたが、私たちは性がないという人々のための居場所も作る必要がある。」と述べています。

実際、多くの専門家が、今回のGallopのような性認識についての調査において、回答者が選ぶ事のオプションが限定されていることに不平を述べているとのことです。

「レズビアン、ゲイ、そしてバイセクシャルというコトバは、全てのセクシャルマイノリティを捉えていない。」

「これらの研究は「その他」のカテゴリーを入れない事で重大な機会を見逃している。これは反省すべき事だ。なぜならこの「その他」のカテゴリーの人々が将来議論すべき対象となるからである。」


 性認識と性的指向は違う

今回のGallopの調査のように性的指向のみが調査対象とされやすいが、性認識の問題もますます重要になってきているとの事です。

「性的指向は誰に惹かれ、誰に恋におちるかについての問題だが、性認識は、出生時の生物学的な性に関わらず、どの性でいることがあなたにとって心地よいか、の問題である。」

トランスジェンダーやGender-nonconforming(従来の性概念に当てはまらない性)の子供達やティーンエイジャーがメディアやコミュニティで明らかになってきており、親も無視できない問題になってきているとのことです。


ふーむ、 LGBTニュースを追っていると、自分の中でLGBTという概念を固定化し、その枠の中で考えてしまいますが、世の中はもっと複雑で多様性に満ちていますね。気をつけなければ。。


(Source:krcrtv.com, April 4 2013,
http://www.krcrtv.com/living/health/Youth-Straight-LBGT-or-other/-/14286280/19616702/-/4pfe6oz/-/index.html  )

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The purpose of this blog is to introduce the LGBT scene in US, where LGBT business is developing rapidly, LGBT rights are being recognized broadly and LGBT people are playing important roles in various fields.

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