
先日「LGBTはどこが好き?」の記事にて「LGBTと観光業についての調査結果」についてお伝えしましたが、企業はさっそく動き始めています。世界的なホテルチェーンであるMarriottホテルがLGBT向けのWeb-siteをリフレッシュしたというニュース。
(「LGBTはどこが好き?」は、こちらを参照)
というわけで実際にWeb-siteを覗いてみたわけですが、
1.写真がゲイフレンドリー
2. Gay Weddingの情報がある
というところは評価できます。しかし、それ以外は普通のサイトと同じ情報があるだけのようでした。
(MarriottのHPにある写真。)

(ゲイ・ウェディングのページ。)

このweb-siteを見たからと言って、ぜひこのホテルに泊まらなければならない!と思わせる感じではありません。記事で副社長さんが言っているように、「LGBTへ向けたWeb-Site」を設置すること自体に意義があると考えているのでしょう。
試みとしては歓迎すべきことでありますが、個人的には、せっかくLGBT向けのWeb-Siteを作ったのなら、よりLGBTへ向けた情報を盛り込んでほしいところです。
これでは個人的にはこっちのホテル→ノンケ・フレンドリーなホテルの方が面白そうでいいなって思っちゃいます。
今後に期待しましょう。
「Hotels approach gay travel market in different ways」
Proudparenting.com, April 3 2012
http://www.proudparenting.com/node/16795
Marriott Internationalホテルの幹部はLGBTの客に対しては他それ以外の客と別個にターゲットとすることが重要であると信じている。
「LGBTの旅行者はLGBTに対してオープンで、進んでいる会社に対して好意を抱く」という調査結果から、最近このホテルはLGBT旅行者向けのWeb-siteをリフレッシュした、とマリオットホテルの国際営業担当副社長であるRandy Griffinは述べる。
09年に開始し、12年の1月にリフレッシュしたこのサイトから予約した旅行者はもっとも高い利用率であり、より多くの州で同性婚が認められるにつれてこの市場は成長すると見込む。
Community Marketingによって発行された第16回ゲイ&レズビアン観光業レポートによると、アメリカでの観光業は2010年の間に1.3兆ドル以上を生み出している。
自らをLGBTと認めている者に対するCMI独自の調査では「LGBT旅行者の北米における年間の経済的インパクトは650億ドルを超える結果となっている。」
Marriott hotel (LGBT site): http://www.marriott.com/marriott/marriott-gay-travel.mi
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