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オーストラリアの科学者グループはHIVウィルスの増殖を助長するのではなく、妨げるようHIV内のタンパク質を変換する方法を発見したと発表しました。

Queensland Institute of Medical Researchの准教授であるDavid Harrich氏によると、「我々は、ウィルスの成長に必要な通常のタンパク質を取り出し、このタンパク質をウィルスの複製を妨げるように変換することに成功した。これはかなり強力に作用している。私はこの方法は火をもって火を制する方法だと見なしている。この治療法は潜在的にAIDSの治療薬となりうる。」

氏はHIV及びAIDSの治療薬について、２つの潜在的な方法を示唆。今回の新しい発見は、直接的に治療薬となるものではないが、HIVの攻撃の方向を替え、人体の免疫システムを正常に機能させることができるとのこと。

「ウィルスを除去するか、病気の進行を止めるかどちらかを果たさなければならない。今回の発見はまさしくそれができることだ、長期間にわたり。」とHarrich氏は続けます。

この治療方法、基礎研究では成功しており、2013年の後半から動物に対する臨床試験を開始するとのことです。

先週の発表(スペインの研究者、一時的にウィルス量を激減させるHIVワクチンを開発。)に引き続き、HIV治療に関するまた新たな話題でした。臨床試験でも成果が出ることを期待したいですね。


(Source:Queerty, Jan 17 2013,
http://www.pinknews.co.uk/2013/01/17/australia-scientists-have-found-potential-cure-for-aids/　　　)

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