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ジョディ・フォスターが感動のカミングアウト。

第70回ゴールデングローブ賞にて、ハリウッド女優Jodie Fosterがレズビアンであることをカミングアウトしました。

JodieFoster.jpg
(Jodie Foster by the Advocate.com)


ジョディのエンターテインメント界への長年の貢献を表彰し授けられたCecil B. Demille賞の受賞スピーチ途中で衝撃のカミングアウト。

「私は全てを告白するためにここにいるわ、今まで決して公にしてこなかったことについて話したい気持ちなの。だからそのことについてちょっとナーバスになってるわ。」

「私のカミングアウト・スピーチが衝撃的なものでないことで皆さんにとって失望にならないことを願う。なぜなら1000年も前の石器時代からカミングアウトしてるんだもの。繊細な少女は、信頼できる友人や家族、同僚、そして徐々に、その少女を知るみんなにカミングアウトしていったわ。でも私は、全てのセレブは私生活の詳細をプレス会議やレアリテショーなどで明らかにする名誉を期待されているって聞いたの。」

「驚いたかもしれない。でも私はHoney Boo Boo child(アメリカのリアリティ番組)じゃないの。ごめんなさい。私はそうではない、そうではなかったし、これからも。でも考えてみて。もしあなたがよちよち歩きの赤ちゃんの頃から有名人だったら?もしあなたが、リアルで正直でノーマルな人生を勝ち取るために戦わなければならなかったら?多分あなたはプライバシーに多くの価値を置くと思う。そう、プライバシー。いつか将来人々は振り返り、それがなんて美しいか思い出すと思うわ。私は3歳の頃から全てをあきらめてきた。それって十分リアリティショーでしょ?」

その後、ジョディは家族について語りました。会場には彼女の2人の息子も出席していました。

「人生で最愛の人たちに支えられることなしにここに立っていることはできないわ。私のヒーローである両親、親愛なる前パートナーで人生の高潔なソウルメート、20年来の親友でもあるCydney Bernard. ありがとうシドニー。私たちの素敵な家族、そしてすばらしい息子であるCharlieとKitを本当に誇りに思う。彼らは私が生きるための理由。そして、息子達、あなた達が知らなかったことのないように言うわ。この歌、この全てはあなた達のため。」

フォスターは続けて、以降このようなステージにはあがらないことを宣言。今後はストーリーテリングや人々を感動させることを続けるということ。

「今後、私は違った語りをしていくと思うわ。おそらくそれは3000スクリーンで上映されるようなものではなくて、もっと静かで、犬だけが聞こえるような繊細なもの。でも壁には私の文字が描かれるわ。ジョディ・フォスターはここにいた。って。私は今だって私だもの。そして私は鑑賞されていたい。深く理解されていたい。一人にはなりたくないわ。」

以上、スピーチより抜粋でした。

ジョディ・フォスターは3歳からエンターテインメント界に入り、最前線で活躍するかたわら名門イェール大学を卒業。高知能指数保有者のみが加入できるMensa Inernationalの会員でもある才女。

数年前に友人で映画プロデューサーであるCydney Bernardに対して「いとおしいシドニーに感謝」とコメントしたことや、独身でありながら体外受精により2児をもうけたことからレズビアンであることが公然の秘密となっていました。

さすがのジョディも、ゴールデングローブ賞という大舞台でのカミングアウトのためか、いささか緊張しているように見えます。しかしさすが大女優、堂々としてかっこいい。シリアスな面と、ファニーな面を織り交ぜた最高のカミングアウトの一つではないでしょうか。

会場の出席者(有名人だらけ!)も感極まっている様子、特に息子達の表情がすごくいいです。セミリタイア宣言は残念ですが、世界のレズビアンとして今後も活躍してほしいところです。




(Source: The Advocate, Jan 13 2013,
http://www.advocate.com/arts-entertainment/television/2013/01/13/jodie-foster-comes-out-and-maybe-retires
 )

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