イタリア：LGBTの加齢に関する最新調査。

社会学者の Raffaele Lelleri 氏が実施した調査によると、52％のイタリア人LGBTが、「加齢はゲイにとって、ストレートよりもつらい。」と回答。

(by Pink News)

2000人以上のイタリア人LGBTに対して行われたこの調査、結果は以下。

• 38%が、加齢とともに、人生は悪くなっていく。
• 55%が、イタリアの将来について懸念している。
• 40%が、LGBT年配者を取り巻く環境は１０年前に比べて改善している。（30％は変化なしと回答。）

イタリアでは、同性婚やパートナーシップは認められておらず、同性カップルによる養子も認められていません。また、性認識に対する差別は反差別法の対象となっていないように、他の欧米諸国に比べLGBTの権利は未だ弱いままです。

若いうちは相手も簡単に見つかり、楽しい人生を送ることもできるものの、肉体的な魅力は年齢とともに衰えていってしまうもの。そのためゲイにとっての幸せな老後と言える要件は、

• パートナーがいること。
• パートナーとの関係が社会的に認めらていること。
• 経済的にゆとりがあること。

でしょうか。子供もいればなお良しですね。サンフランシスコに住んでいると、幸せそうな同性カップル（時にはファミリー！）をたくさん見かけます。これらの要件を満たすためにも是非同性婚などパートナーシップを認知する法的保護を制度化されるべきですね。

(Source: Pink News, Nov 29 2012,
http://www.pinknews.co.uk/2012/11/29/study-more-than-half-of-lgbt-italians-believe-ageing-is-harder-for-them-than-for-heterosexuals/?utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed%3A+Pinknews+%28Pink+News%29&utm_content=Google+Reader
　）