
2012年度のアメリカLGBTの購買力の話題。購買力は通常、税引き後の可処分所得を表す数値。1人当たり平均で年間430万円(65兆/1500万人)ほどでしょうか。
人口のたった6.5%と言っても無視できない数字です。LGBTは特定のブランドに対するロイヤリティがストレートよりも高いと思われるので(少なくともゲイ・フレンドリーではない企業の製品は進んで避けるでしょう)、アメリカにおいて企業によるLGBT向けのターゲット・マーケティングが盛んなのもうなずけます。
日本ではゲイ人口約400万人と言われており、市場として十分です。日本の企業でも積極的にゲイ・フレンドリーな姿勢を打ち出し、LGBTをサポートするようなマーケティングが展開されるといいですね。
「LGBTの購買力が上昇」
South Florida Gay News.com , March 28 2012
(source: http://www.southfloridagaynews.com/business-and-career/business-news/5909-lgbt-buying-power-surges.html)
Witeck Communicationsの最新の分析によると、アメリカにおける2012年度のLGBT成人層の購買力が$790billion (¥83/$で約65兆円)であることが判明した。
この2012年度は2007年に初めて算出された以後5年の予測トレンドと比べると、幾分低い見積もりとなっている。これは、2008年第3四半期から始まる深刻な不景気による影響を調整したためである。
最新の分析をもって、Bob Witeckは「購買力予想は企業や政策決定者にとって受け入れられたビジネス指標とされている。この見積もりは、徐々に活気を取り戻しているアメリカ経済にとってLGBTが貢献していることを反映している。」
広範囲にわたるLGTB層の見積もりやHarris Interactiveが過去10年間実施した100以上のオンラインサンプルに基づくと、LGBTと認識している成人男性は6.7%おり、つまりこれは18歳以上の成人15百万人から16百万人という事になる。
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