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アメリカ軍の「聞かない、言わない」方針の撤廃は軍に何ら影響を与えていないという調査結果。

昨年アメリカ軍で「Don’t ask, Don’t tell」方針が撤廃、オープンリーゲイの軍務が可能となりました。 こちらで少し説明→陸軍士官学校でゲイ・プライド。

DADT repeal
(by Thinkprogress LGBT)


撤廃からちょうど1年、The Palm Centerという組織が、方針撤廃における影響調査の結果を発表しました。

この調査は過去6カ月間に将軍や司令官、当時反撤廃の活動家、兵士、賛否両者の監視組織に対しインタビューを実施、また軍隊内での経験やメディアでの報道を分析したものです。

その結果、

・「聞かない、言わない」方針の撤廃は、統率、リクルート、ハラスメントやモラルの問題など含め、全体として何らネガティブなインパクトはない。
・オープン、正直さの増大は相互理解や尊敬、受容を増加させる。
・リクルートは依然として順調。
・人材の維持についてもほとんど問題ない。2人の退役したケースが方針の撤廃に関連していると思われるが、両社とも軍隊内の牧師であった。
・軍隊内での暴力の増加はない。実際、兵士が性的指向を公表できなかった時には不可能であったやり方で、多くのハラスメント問題が解決されるようになった。
・個人的な信条レベルを除いて、軍隊内でのモラルに影響はなかった。
・LGBの兵士が全員一緒にカミングアウトしたわけではなかった。

頑強な反対者の間でさえも、方針撤廃によるネガティブな影響は聞かれなかったとのこと。日本での軍隊内でのカミングアウト問題はさすがにまだまだ先かと思いますが、「カミングアウトすることでむしろ相互理解や尊敬が上昇する」などは、企業におけるカミングアウトについても適用できる調査結果ではないでしょうか。

カミングアウトできる環境を企業内に作ることで、ゲイ社員の生産性が上がるのは間違いありません。今回の調査結果も含め、この問題に取り組む企業が増えることを期待したいですね。



(Source: Think Progress LGBT, Sep 10 2012,
http://thinkprogress.org/lgbt/2012/09/10/818321/study-repealing-dont-ask-dont-tell-had-no-impact-on-military-readiness/?mobile=nc )

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