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カナダの大学院生、LGBTの高齢者向け居住施設のビジネス可能性について研究。

カナダにあるNova Scotia’s Dalhousie Universityの大学院生Alex Sanghaは、引退したゲイコミュニティに住まいを提供する研究のため$25,000を資金調達しました。


Alexはソーシャルワークを専攻しており、学位取得の一環のための研究とのこと。

Sanghaは研究の理由をこう述べています。

「ゲイコミュニティの人々は引退後の住まいを探すとき、差別される怖れから再びクローゼットとなることを余儀なくされる。多くのLGBTが頼るべき家族がないためうつ状態となり、最悪の場合自殺に及ぶこともある。疎外感、孤立、寂しさのリスクがあるんだ。」

一方で、同大学院の助教授であるRichard Sullivanはこう述べています。

「本来あるべき(ゲイ向け住居のような)インフラはAIDSの影響で欠いてしまった。LGBTコミュニティの富は、(80年代~90年代の)AIDSの爆発的普及時に、ベビーブーマー世代の50パーセントが亡くなった時にかなり失われてしまった。」

Sanghaによると、バンクーバーのゲイコミュニティは物価の高い都市部に集中しているため、ここに留まることは高齢者にとって特に厳しいとのこと。

「高齢化が進むシニア世代のためのインフラを整備することが重要だ。高齢のLGBTの人たちは彼らの全人生を平等のために闘ってきたのだから、幸せな引退生活を送るべきだ。」

Sanghaはこのプロジェクトを、LGBTの権利運動をメインストリーム化したシニア世代への感謝を示すものにしたいと述べています。


シニア世代のゲイ向け居住施設の話題でした。アメリアではゲイ向け居住施設がいくつかあるようですが日本でのビジネス可能性はいかがでしょう。

個人的には日本ではまだゲイが可視化していないため、ゲイに特化した不動産ビジネスは厳しい気がします。それよりも今後増えるであろう、ストレートも含めた独身高齢者向けアパートを作り、ゲイでもOKとするのが現実的でしょうか。



(Source: The Vancouver Sun, Sep 2 2012,
  http://www.vancouversun.com/life/Vancouver+grad+student+aims+create+safe+haven+lesbian+retirees/7179871/story.html )

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