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息子のカミングアウトに対して、勘当を言い渡した手紙。

これは、あるサイトに投稿された実際の手紙の話。

letter from dad


2007年の夏、意を決して父に伝えた。僕はゲイだと。告げた瞬間、電話越しに沈黙が訪れ、数秒後、「わかった」と聞こえた。僕は父に考える時間を与えた。

そして数週間後、この手紙が届いた。間もなく僕の誕生日がやって来るころだった。

『ジェームス、これは困難だが書かなければならない手紙だ。あの電話が、お前のライフスタイルの堕落に対する祈りを受けとらなかったことを望む。お前と一緒に過ごした記憶を思い出すが、それは全て過去のものだ。今後、どんな会話をすることも期待しないでくれ。コミュニケーションはあり得ない。私はお前を訪ねないし、お前が家に来ることも望まない。お前が自分で決めたことだ、おそらくその決断は間違っているのだが。神はそのような不自然なライフスタイルを意図していない。もしお前が私の葬式に参加しないことを選んでも、私の友人や家族も理解するだろう。よい誕生日を迎えてくれ、そして良い人生を。どんな近況報告も受け入れない。さよなら、父より。』


この手紙はアメリカにおけるカミングアウトの難しさを象徴していると思います。手紙の文面から「Blessing」(祈り)や「God」(神)という単語が見られることから、この父親は敬虔なクリスチャンと考えられます。宗教の前では、息子までもを他人にしてしまう(ちなみにこの息子は品行方正で成績も優秀な生徒、親にも従順な子供だったそう)。

日本ではアメリカほど宗教的な問題がないため、ここまでひどい手紙を受け取ることは少ないかと思いますが、それでもストレートの親にたいしてカミングアウトするのはなかなか難しいもの。しっかり準備して伝えたいものです。

ちなみにこの投稿者、手紙を受け取ってから5年間楽しく暮らしているけど、たまにふとこの手紙を思い出すそう。そのたびになんもためらいもなく F**k you, Dadとつぶやくそう。

こちらも参照→ゲイの『カミング・アウト』ガイド。

(Source: Towleroad, Aug 7 2012,
http://www.towleroad.com/2012/08/heres-a-letter-from-a-dad-disowning-his-gay-son.html )

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