
サンフランシスコを拠点とするCommunity Marketing Inc. (CMI)社が、『グローバル規模での“LGBTの動機”、 “ものの見方”そして“購買活動”』についてのリサーチを発表しました。
調査は14,000人のLGBTに対して実施され、以下のような結果が出ています。
・77%のゲイ男性と84%のレズビアンが今年の大統領選挙はオバマ大統領に投票すると考えており、多くの人が寄付やボランティアでのサポートを積極的に行っている。また、76%のバイセクシャルと、80%のトランスジェンダーがオバマ大統領に投票すると答えている。
→もともとLGBT政策に積極的な民主党であり、さらに同性婚の支持表明をした影響が出ていますね。
・82%のレズビアン及び91%のゲイ男性がスマホを所有しており、2011年度から23%上昇。最も人気なスマホはi-phoneであり、最も人気なタブレットはi-padである。
→おしゃれな製品を好む LGBTが多いですね。またGrindrなどのデーティングアプリの普及も影響?
・ストレート男性はゲイ男性の3倍ビールを飲むしかし、ゲイ男性は1.5倍カクテルを飲む。レズビアンのアルコール消費量はストレート女性とほぼ同じである。
→ノンケのビールをがぶがぶ飲むイメージですね。ゲイはちょっとおしゃれにカクテル?
・30歳以下の49%がジムの会員になっている。
→ゲイは肉体が命。
・ゲイ男性は「GLBT」より「LGBT」という用語を好む。ゲイ男性、レズビアンのどちらも「LGBTQQIA」を好まない。
→例えば会社の合併時の名称(三菱UFJにするか、UFJ三菱にするかなど)、世の中語順が問題となることが多いですが、ゲイとレズビアンの間ではそんなの気にしません。自分はLGBTがしっくりくるかな。(LGBTQQIAはちょっと長すぎ…性の多様性を正確に表すにはいいのかもしれませんが。)
このほかにもメディアへの関心、ファッションやブランド嗜好、タバコについてなど、幅広い分野での調査が行われています。リンク先より登録すれば無料で入手できるようです。
(Source: Echelon August 2 2012,
http://www.echelonmagazine.com/index.php?id=2737&title=6th_Annual_LGBT_Community_Survey_Offers_Insights_into_LGBT_Consumers )
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