
先日、こちらの記事『HIV治療の可能性は非常に高まっている。』との研究者の声。にてHIV完治の可能性が高まっている旨お伝えしましたが、今のところ3件の完治例があるようです。
1件目は記事で紹介したいわゆる『ベルリンの患者』、他にはHIV感染して生まれてきた20代の患者とAIDS流行の初期に感染した50代の患者だそうです。彼らは全て骨髄移植によって完治しました。
このように多数の治療例が出てくるということは、最初の『ベルリンの患者』が特殊な患者であったというわけではなく、多くの人が骨髄移植によりHIVが完治できそうです。(Wiki によると、骨髄移植前に患者の造血機能を完全に破壊するとのこと。そのためHIVウィルスが複製できなくなるのかな…?)
しかしこの骨髄移植、一致するドナーを探すのが困難であり、またその後再びHIV感染する可能性があるため完全な治療法にはなりえないとのこと。
更なる治療の進展を期待しましょう。
(Source: Queerty July 30 2012,
http://www.queerty.com/two-more-men-cured-of-hiv-through-bone-marrow-transplant-20120730/ )
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