
Black AIDS Instituteが発表した最新レポートの伝えるところによると、先進国でのHIV感染、及びAIDSによる死亡確率は、黒人のゲイ男性が最も高いという事が判明しました。詳細は以下、
・アメリカにおける黒人ゲイ男性の割合は0.2%なのに対して、HIV新規感染者の黒人ゲイ男性割合は25%にも上る。
・黒人ゲイ男性はAIDSと診断されてから3年間生存する確率が著しく低い傾向にある。
・25歳までに黒人ゲイ男性の25%がHIVに感染する。
・40歳までに黒人ゲイ男性の60%がHIVに感染する。
その原因として以下を挙げています。
1. ヘルスケア、ヘルスサービスへのアクセスが限られている
2. HIV以外の性病にかかっている割合が高い(他の性病にかかるとHIV感染率が上がる)
3. 黒人ゲイ男性は初体験が早く、また年上のパートナーを持つことが多い
4. 貧困、失業、暴力、ホームレス等
この発見に対しBlack AIDS Instituteは、現在の政策はアメリカの黒人ゲイ男性にたいして有効でなく、国のリーダーたちはAIDSに対して、特に黒人コミュニティに対して警戒を緩めてはいけないと警告しています。
(Source: Back of the Line,
http://www.blackaids.org/index.php?option=com_content&view=article&id=1284&Itemid=198 )
- 関連記事
-
- HIVの完治例は今のところ3件。 (2012/07/31)
- HIVを感染させることの犯罪化はHIV検査の躊躇を招くという調査結果。 (2012/07/30)
- 『HIV治療の可能性は非常に高まっている。』との研究者の声。 (2012/07/27)
- コンドーム使用に対するゲイ白人と黒人の認識の違いについての研究結果。 (2012/07/24)
- 先進国において最もHIVに感染しやすいのは黒人ゲイ男性という調査結果。 (2012/07/19)
- 自宅でできる簡易口腔HIV検査キットが認可される。 (2012/07/04)
- 初のHIV予防薬が認可される。 (2012/05/12)
- 簡易口腔HIV検査法は認可されるか。 (2012/05/07)
- カリフォルニア州でHIV予防薬の治験。 (2012/04/19)
スポンサーサイト

この記事のトラックバック URL
http://rainbowgrid.blog.fc2.com/tb.php/223-f78dc89b