先生はゲイポルノ男優

日本では橋本大阪市長が刺青を入れた職員に激怒しているそうですが甘い、甘い。こちらはゲイポルノ男優だった公立教師の話。

(Shawn Loftis)

昨年、複数の中学・高校の教師だったロフティス(36)さんは過去にアダルトビデオ業界で働いていることがばれて、解雇されました。5年間は教員免許も停止でした。

しかし、州はロフティスさん教員免許を認め、数週間以内に再度発行される見通しです。

ロフティスさんは、「州が教職免許を認めたのだから、次のステップは公立学校での教職に戻ること。」と発言していますが、マイアミ州の公立学校のスポークスマンは、「教員免許の取得はこの地域での仕事を保証するものではない。教員免許と雇用を混同しないことが大事。免許があるからと言って、個人に仕事を保証するものではない。」と述べています。

ロフティスさん、記事によるとマイアミ大学で行政学の修士号まで取得していますが、学校を解雇され、かれの所有したポルノ会社「World of men」を売却した後は無職であったとのことです。

さて、ゲイポルノ男優が教師をするのは是か非か。ポルノ男優はいかがわしい職業であるというのが一般的な考え方なので、大方「非」という意見でしょう。ゲイビデオであればなおさら批判は厳しいでしょう。

しかし、どうでしょう。そもそも教師の役割は、英語の関係代名詞を教えたり、方程式を教えたりするのもありますが、まだ人生経験の少ない子供に対して「世の中とは何か？」を教え、世の中のありようや、将来の進むべき道を示すことも大事な仕事だと思います。

ゆえに、ポルノ男優だったからと言って締め出すのではなく、仮に彼が生徒に対して何らかの意義ある「世界観」を提供できるのなら、それはそれで教師としてありなのではないでしょうか。

既にインターネットによって、ポルノなんか簡単に手に入れられ、性交渉の年齢も低年齢化している昨今で、逆にこういうのに全て蓋をした教育っていうのも、なんだか時代錯誤な気がします。教師の性犯罪なんかのニュースが多発している今、すでに「清廉潔白」で「聖人君子」的な教師像というのは成り立たなくなっている気がします。ポルノ男優は極論としても、教職資格を緩和し、様々な社会経験を積んだ、多様な「世界観」を持った人間を教師として配置することが、生徒個人及び社会全体に利益をもたらすのではないのでしょうか。

とはいえ、先生が元ポルノ男優という事について、保護者が気にするっていうのもわかりますが。。。。

(うーん、やっぱり中高生には刺激が強すぎる？）

Source: Sun Sentinel.com March 12 2012
http://www.sun-sentinel.com/news/palm-beach/mh-ex-porn-actor-can-teach-20120312,0,6179960.story