
最近発表された2011年度のオーストラリア国勢調査によると、34,000近いゲイカップルがおり、うち1,338組が婚姻関係にあるとのこと(連邦レベルでは結婚は認められていないが。)
また、これらゲイカップルの信奉する宗教は以下とのこと。
1.キリスト教徒・・・40% (ストレート:66%)
2.仏教徒・・・4% (同:2.6%)
なし・・・48%
この事実より、ゲイクリスチャン団体の代表James Neveinは、
「教会はゲイの問題について考え始めるべきだ」と述べています。
また、Australian Marriage Equality という団体のAlex Greenwichは、こう語ります。
「オーストラリアにおいて、ゲイカップルに育てられている子供の数は増加しており、結婚の平等が必要だ。なぜなら、この子供たちは現在、結婚した夫婦によってのみもたらされる安全や安定を奪われているのだから。」
「同性カップルがますますオーストラリアの社会に増えていけば、『結婚』という概念からゲイを締め出すことはますます時代遅れとなる。」
さて、いかがでしょうか。オーストラリアは同性婚について未だ認められていませんが、州によってシビル・パートナーシップ等が認められているところと、全くないところがあります。(シビル・パートナーシップとは、結婚ではないが、それと同等の権利を付与する制度。内容は国によりさまざま。詳しくはこちら→シビル・ユニオン)
同性婚反対者はクリスチャンが多いことからもわかるように、キリスト教は基本的に同性愛についてタブーです。にもかかわらずゲイカップルの中でクリスチャンの割合が40%にも上る点は意外ではないでしょうか。宗教は幼いころから家庭で教えられていくケースが多いかと思いますが、宗教ではセクシャリティは変えることが出来ないという事でしょうか。
(Source: Pink News, June 29, 2012,
http://www.pinknews.co.uk/2012/06/29/australia-40-percent-of-gay-couples-identify-as-christian/
June 21, 2012
http://www.pinknews.co.uk/2012/06/21/australia-census-records-nearly-34000-gay-couples/ )
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