
米スーパーストアチェーン大手のJ.C. ペニーが、父の日に向け、ゲイ男性カップルとその子供たちをモデルとした広告を発表しました。
彼らはCooper SmithさんとTodd Kochさんという本物のゲイカップルであり、子供たちも彼らの本当の子供です。
Smithさんは広告のモデルとなるに当たり、以下のようにコメントしています。
「広告のモデルになることについてためらいはなかったけど、当初はネガティブな反発が来ることにたいして身構えていた。でも驚いたことに、反応は圧倒的にポジティブなものだったんだ、そう、衝撃的なくらいポジティブ!」
「僕らは数百のe-mailやfacebookのポスト、twitterや手紙を、長い間連絡の取っていなかった友人やクラスメートからもらったんだ、それらはサポートや受け入れをあらわした、心からの温かな感情で満たされていた。セレブや有名な方々からもいただいた。もちろんかなり悪意のあるコメントもあったけれど、それらは僕らの人生の中で聞いたことがないようなものではない。~」
さて、いかがでしょうか。ゲイが登場する広告でさえ衝撃的だと思いますが、今回は本物のゲイ家庭が登場してしまいました。ゲイ向けビジネスはすさまじい勢いで成長しており、これはアメリカにおけるゲイの状況をあらわしていると思います。
それにしても何とも微笑ましい写真ですね。子供たちが家族と一緒に全力で楽しそうです。ゲイカップルによる子育てにとやかく言う人もいますが、ストレートの家庭と全く変わらないことを証明していますね。いや、それ以上にも見えます。また一つ、ゲイカップルによる子育ての可能性を示してくれました。
J.C.ペニーは、今年初めにもレズビアン女優のEllen DeGeneresをスポークスマンに採用し、保守のアメリカ家族組合、One Million Momsから購買ボイコット運動をされました。このときもJ.C.ペニーはボイコットに屈せず、結局One Millions Momsが撤退しました。
今回もJ.C. Penny、素晴らしい仕事をしましたね。
(こちらも参照→LGBT広告まとめ。)
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