社内にLGBTネットワークを設置する際の10のポイント。

前回からの続きです。→社内にLGBTネットワークを構築する8つのメリット。

Stonewallが2005年に発表した『NETWORK GROUPS- Setting up networks for LGB employees』より、「社内にLGBTネットワークを設置する際の10のポイント」を紹介したいと思います。

リンク先にあるレポートにはより詳細に記述されているので、興味のある方は読んでみてください。

(マーケティングについてはこちら→LGBT消費者をマーケティングするための10のステップ。）

-The Steps to setting up an LGBT Network Group-

1. 他社のLGBT社員ネットワークを調査

ネットワークがどのように機能するか調べるため、他社のLGBT社員ネットワークを研究しましょう。

2. ネットワークの型を確立する

あなたの組織にネットワークの型を確立しましょう。これはLGBT社員のためだけでなく、ビジネス全体の利益となるようにすべきです。

3. シニアマネジメントを見つける

組織を横断して議論、説得できるシニアマネジメントの支持者を見つけましょう。それから人事部も同様に巻き込みましょう。

4. ネットワークの目的を設定する

ネットワークの目的を設定しましょう。これらはダイバーシティ(組織多様化)政策の宣伝と実践や、LGBT社員のキャリア開発の支援を含みます。

5. ビジネス・プランを描く

グループの目的にそったビジネス・プランを描きましょう。活動内容や要求される資金などが含まれます。

6. ネットワーク責任者に時間をあたえる。

ネットワークがうまく機能するようにネットワーク責任者が作業できる時間を取りましょう。多くの雇用者が、ネットワークビジネスのために時間的余裕を与えています。

7. メンバー選定の基準を設定する

ネットワークメンバーシップの基準を設定しましょう。これはネットワークをLGBT社員に限るのか、LGBTの問題に興味を持つ全ての社員に開くのか、などの基準です。

8. 公表する

内部的にはe-mailや社内ネットワークを使って、外部的にはLGBT関連メディアや一般のプレスを利用して、ネットワークを公表しましょう。

9. プライバシーを尊重する

ネットワークに加入していない、クローゼットのLGBTも含め、社員のプライバシーを尊重しましょう。

10. 定期的に話し合う

全ての利害関係者は、ネットワークがビジネスやLGBT社員の利益に貢献しているか定期的に話し合いましょう。

(Source: Stonwall, http://www.stonewall.org.uk/at_work/research_and_guides/4907.asp )