
テキサス大学のMark Regnrusが発表した『New Family Structures Study』によると、ゲイカップルによって育てられた子供は、ストレートよりも悪い影響が出るとのこと。
この研究は18-39歳の3000人に対して調査が実施され、ゲイカップルに育てられた人たちはより生活保護を受けたり、失業してたり、セラピーを受けているという結果が発表されました。
しかし、この調査結果に対してLGBT団体や、社会科学者から「欠陥があり、誤解させ、科学的ではない」研究結果だと非難が殺到しています。
例えば、『同性カップルに育てられた子供』としている家庭は、長期的に安定した同性カップルではなく、一時的にそういう関係にあった、又はノンケだったけどゲイと浮気した、などを対象としていたりと、前提に問題がありすぎです。
そもそもこの著者Mark Regnrusは極保守として知られており、もともとゲイカップルの子育てについて偏見を持っていて、結論ありきで研究を実施したと考えられます。
アメリカでゲイカップルに育てられた子供は現在200万人に上り、30年以上にわたって行われている種々の科学的な研究では、「ストレートのカップルによる子育てと同性カップルによる子育ての影響は変わらない」という結果が出ているとのこと。
今回のように大学教授などの『保守的な権威』をもって、真実を歪曲する事例は歴史上事欠きません。例えば今僕らが当たり前のように知っている『地球は動いている』なんていうのも初めは完全に否定されましたね(この場合は宗教という保守権威ですが)。
既存のシステムを変革するような力のある事実は『保守的な権威』から攻撃されがちです。「ゲイカップルによる子育てがストレートによる子育てとなんら変わらず問題ない」という事実は、現在のシステムを汲々と守ろうとする保守層からは都合が悪いのでしょう。
<こちらも合わせて。>
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ペンギンのゲイカップルによる子育て。
最年少オリンピックチーム所属選手の両親はゲイカップル。
(Source: Echelon, June 12 2012,
http://www.echelonmagazine.com/index.php?id=2701&title=Flawed_Study_On_Gay_Parenting
Edge on the net, June 13 2012,
http://www.edgeonthenet.com/news/family//134133/study:_same-sex_couples_don’t_make_good_parents,_lgbt_groups_fire_back)
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