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LGBTへの憎悪犯罪による犠牲者数。

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「National Coalition of Anti-Violence Projects」という団体がアメリカでのLGBTに対するヘイトクライム(憎悪犯罪)に関するレポートを発表しました。

世間でLGBTに対する寛容が広がるのと対照的に、2011年度のLGBT殺人数が30人と、1998年からの14年中最高を記録。14年前の1998年といえば、当時21歳だったMatthew Shepard君がヘイトクライムにより殺された年であります。ちなみに、現在ヘイトクライムを禁じるマシュー・シェパード法は彼の名前にちなんでいます。

同性婚が認められる地域が増加していることや、ゲイが登場するドラマが人気であるのにヘイトクライムが減らないのは、おそらく社会の寛容とともにカミングアウトするゲイの人数も増加している事によるかなと推測します。

その他レポートでは以下等が報告されています。

<Type of Violence(暴力の種類)>
・差別23%、身体的暴力17%、口語的ハラスメント15%、脅迫12%、いじめ5%、セクハラ3% 等


<Physical Violence(身体的暴力)>
・18歳~30歳の若者は、30歳以上のLGBTより2.41倍、身体的な暴力を受ける
・トランスジェンダーはそれ以外のLGBよりも28 a%多く身体的な暴力を受ける
・有色人種は白人ゲイよりも2倍身体的な暴力を受ける

報告書では、解決策として以下を提議しています。

・国や州がLGBTを差別から保護する法律や政策を進めること
・暴力を助長するようなホモフォビックな文化を終わらせること
・更なるデータ収集やリサーチを通し、分析し対策する
・LGBTへの警察による暴力をなくす
・暴力からLGBTを守るためのサポートや予防のための予算を増やす

現在の民主党政権はこの提議の流れに沿った政治をおこなっています。今後ますます改善するといいですね。

(Source: Towleroad, May 31 2012
http://www.towleroad.com/2012/05/hate-crimes-against-lgbtq-people-highest-in-14-years.html)

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The purpose of this blog is to introduce the LGBT scene in US, where LGBT business is developing rapidly, LGBT rights are being recognized broadly and LGBT people are playing important roles in various fields.

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I am around 30 year-old living in Japan.

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