ノルウェー大量殺人犯はゲイだった！？

現在裁判中のノルウェー連続テロ事件の犯人、Anders Breivik被告(アンネシュ・ブレイビク,32)の証人の一人である元友人が、「彼はゲイであると思う」と証言し話題になっています。

ノルウェー連続テロ事件とは、2011年の7月にノルウェーUtoya Island(ウトヤ島)で警察官に扮したブレイビクが銃を乱射し69人を殺害、加えて首都オスロの政府庁舎を爆破し8人の命を奪った事件。単独犯による短時間大量殺人としては世界最大であるそうです。

裁判では、彼が正常な精神状態であったかどうかを決めかねており、それ絡みでこのような証言が出るに至ったと推測します。もし正常であったと判断されれば無期懲役、そうでなければ精神病棟行きとのこと。

彼の友人たちの証言によると、ブレイビクは虚栄心が強く、外見を意識しており、少しフェミニンなところがあったそうです。例えばメークアップパウダーなどを使っていて、そのことについてデイヴィット・ベッカムを引き合いに出し「メテロセクシャル」(wikiより――都会の性意識。外見や生活様式へ強い美意識を持ち、そこに時間と金を注ぎ込む男性。)だと説明していたそうです。

この友人たちは2006年にブレイビクが母親の元に戻って以降連絡が途絶えたそうです。

さて、このニュースいかがでしょうか。個人的にはうーん？という感じです。押収物からゲイポルノが出てきたとか、彼氏がいたとかいう情報がない以上、多少フェミニンなところがあってたくらいでゲイ認定は早い気がします(ノルウェーの人たちにとっては日本のビジュアル系バンドはみんなゲイに見えてしまう…)

彼の性的志向がどうであるかに関わらず、なぜ77人もの命を奪ったのかをきっちりと突き詰めていただきたいものですね。

ちなみにこの事件で、島に住んでいたレズビアンのカップルがブレイビクの襲撃から40人の命を救ったというニュースも紹介されています。

(Source: Pink News, May 29 2012
http://www.pinknews.co.uk/2012/05/29/friend-tells-court-anders-breivik-may-have-been-gay/)